◇課題◇
「鹿児島県の豊かな地形や自然の象徴である島々を巡りながら、特産物の収穫を繰り返し、
先端科学技術の象徴であるロケットに未来への希望を乗せて宇宙へ打ち上げる。」
□競技内容□
リモコンロボットが鹿児島県の最南端の与論島でサトウキビに見立てた塩ビパイプを収穫し、
船に見立てた台車に乗り奄美大島へ向かう。
奄美大島上陸後、サトウキビを収納し、カライモ(サツマイモ)に見立てたペットボトル(850ml)を
収穫して船に乗り桜島へ向かう。
桜島上陸後、桜島小ミカンに見立てたテニスボールを収穫して船に乗り種子島に向かう。
種子島上陸後、ロケットに見立てたペットボトル(500ml)を発射して宇宙ステーションに見立てた
網にロケットをドッキングさせる。
競技時間3分間で、獲得した得点の高いチームが勝利となる。
この中で、宇宙ステーション(網)は最初種子島から反対の方向を向いており、自立型
ロボットがステンレスパイプの支柱を上り、自動で向きを変えなければなりません。
ロボットには様々な形状の得点対象物を取り込む機構や
海エリア(1点接地しか認められない)を渡る機構、最大で350㎜の台を上る機構、
ロケットを取り込み発射する機構など、非常に多くの能力を持たせる事が必要となり、
更に自立型ロボットまで必要となります。
今年度の課題はかつて経験したことのないハイレベルなもので、生徒達は3チームに
分かれ、課題が発表された4月より、それぞれアイデアを出し合いコンセプトの違うロボットを
作り上げました。
福岡県大会では各校より27台のロボットが出場いたしました。課題がかなり難しいことも
あり、例年に比べかなりエントリーが少ない状況でした。
本校からはShift-3(しふとすりー)チーム、絆(きずな)チーム、フライダーチームが
エントリーしました。今年の全国大会出場枠は6チームです。
各チームはそれぞれ4位、3位、7位で予選を通過し、決勝戦に進出し、最終的に
フライダーチームはロボットの能力を十分発揮したものの惜しくも8位でしたが、
Shift-3チームが2位、絆チームが6位で全国大会の出場権を獲得しました。 |